こんにちは!現在、タインホア省のサムソンという近年、発展中の街からお届けします。テト休暇で約5週間、ベトナム人の友達家族の家にお世話になっています。
ベトナムのテトは1年で1番大きな行事です。みんな実家へ戻り、家族・親戚が集合します。そこに僕も参加させてもらうのですが、毎回???なことが起きます。それは親族名称についてです。
年上(自分と近い)にはAnh,Chị おじさんにはCô/Chú おじいさんいはÔng/Bà は知っていましたが、親族名詞は種類がたくさんあります。今回は、そんなベトナムの親族名詞をご紹介します。
*タインホア省は北部にあります。今回は、この地域で使われている表現を紹介します。南部だからこの表現を使ってはダメということはないので、南部にいる方も一緒に勉強しましょう。
*以下、僕のベトナム人の友人目線で書きます。(毎回、友人の~と書くのは面倒なので)自分の親族と当てはめて読んでください!
また、東京外国語大学のサイトに南部弁を含む分かりやすい説明があったので、そちらもご参照ください。
親族名称(家族編)
これはレベル1です。両親までの家族についてです。
両親と姉が3人の6人家族です。末っ子です。
父:Bố
母:Mẹ
姉:Chị
親族名称(親戚編)
祖父母
祖父(父方):Ông nội
祖母(父方):Bà nội
祖父(母方):Ông ngoại
祖母(母方):Bà ngoại
祖父母の兄弟姉妹は、Ông/Bàです。
おじ・おば
Bác :両親の兄・姉。その兄・姉が結婚している場合、その配偶者も。
Chú :父の弟、両親の妹の夫
Thím :父の弟の嫁
Cô :父の妹
Cậu :母の弟
Mợ :母の弟の嫁
Dì :母の妹
多いですね笑
南部弁や地域によって少し変わってくると思います。ベトナムの人は多くの親戚と会うので、このように使い分けますが、僕のように親戚が多くない方は、使う場面がほぼないのでそこまで完璧に知る必要はないのかなと思います。
いとこ
いとこは同年代なのでAnh/Chị/Emを使いますが、一つ注意点があります。
Q:親戚の家で、年上のいとこ(男性)に会いました。しかし、Emと呼びます。なぜでしょうか???
A:彼は、母の妹の子供だからです。
つまり、両親の兄・姉の子供は年齢に関係なくAnh/Chị
両親の弟・妹の子供は年齢に関係なくEmと呼びます。
いとこの場合は、年齢ではなく、どんな関係のいとこなのかに注目します。
おい・めい
姉には二人の子供がいます。男の子と女の子で、Cháuと呼びます。
ここで問題です。
Q;小学3年生の親戚が2人(AとB)います。AをEmと呼ぶのに対し、BをCháuと呼びます。なぜでしょうか??
A:答えはいろいろ考えられますが、その一例を紹介します。Aはいとこ、Bは甥っ子だからです。
Aは父の弟の子供、Bは姉の子供です。AとBは互いにCháu(A→B)、Cô(B→A)と呼び合っています。
同じ年でも、家族の関係で呼び方が変わるのは面白いですね。
さいごに
いかがだったでしょうか。もしベトナム人の友人の実家に行くことがあれば、その親戚を紹介してもらってみてください。
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