コロナ禍でのベトナム語留学はいろいろ大変だった。留学までの流れも詳しく解説。
こんにちは、現在僕はホーチミン人文大学ベトナム学科に正規留学しています。2020年9月に入学したのですが、コロナの影響で前期はオンライン授業を受けました。
後期の授業に合わせて、2021年1月27日にベトナムへ入国できました。
今回はその入国までの流れをくわしく書いていきます。
留学に関する情報は2021年1月時点のものです。最新の情報については、 在ベトナム日本国大使館のHPを見てください。
ベトナム語留学とは
ベトナムは近年発展著しい国の一つです。日本には多くのベトナム人が留学や就労をしています。日本語を話せるベトナム人はとても多いのですが、ベトナム語を話せる日本人はどれだけいるでしょうか?
ホーチミンで正規留学している僕でさえ、今まで5人ぐらいしかベトナム語を勉強している日本人と会ったことがありません。(ハノイには多いそうです)
しかし、ベトナム語学習者は最近増えてきているようです。近くの書店に行ってみてください。小さな本屋でも1冊、大きいところに行けば10冊以上のベトナム語の本が売っています。マイナー言語の中では、メジャーな言語だと思います(!?)
このブログでは、ベトナム留学に関する情報をたくさんシェアしていくので、これからもどうぞ見てください。そして、ベトナム留学する方が増えればいいなと思います。
別の記事で、ホーチミン人文大学に特化した留学情報を詳しく書いています。
コロナ禍でベトナム語留学するための条件
2021年7月現在、ベトナム政府は観光ビザでの入国を禁止しています。まだまだ、再開の目途は立っていません。以下、 在ベトナム日本国大使館のHP より引用。
2020年7月12日付首相結論文書第238号(原文、仮訳)2では、「外国の外交官、専門家、投資家、高技能労働者、ベトナムで勉強する生徒及び学生に対する入国許可を迅速に行うことを継続する。外交官、投資家及び専門家の家族(父、母、配偶者及び子供)のベトナムへの入国を許可する。」と規定されています。
つまり、留学生はベトナムに入国可能であり、留学ビザはおります。
つまり、コロナ禍であってもベトナム語留学は可能です。しかし、正規留学生のみしか留学ビザは下りない状態です。個人での短期留学だとまだ学生ビザの申請はできません。(2021年7月現在、ホーチミン人文大学の場合) (ホーチミン人文大学の場合。ほかの大学もそうだと思いますが断言はできません)
つまり、現在ベトナム語留学するための条件はベトナムの大学の正規学生であること、です。
僕は2020年に幸い入学していましたが、多くの人はこの条件を満たしていないと思います。個人で短期留学を考えている方は、大学が再開するまでお待ちください。また、最新情報がありましたらお知らせします。
なので、すでに正規留学生でベトナム渡航したい方は続けて下を見てください。
ベトナム語留学の準備
2021年1月当時、ビジネスでのベトナム渡航についての情報は多かったのですが、留学に関する情報はありませんでした。なので、頑張って自力で準備しました。 これから、留学でベトナム渡航する方の助けになればなと思って書いています。ただ、情報は古い可能性があるので最新情報を自分で確認してください。
必要なもの
現在、日本発ベトナム着はANAとJALの臨時便のみです。もちろん、だれでも乗れるわけではなく、上の条件を満たした人のみ搭乗できます。そのほとんどが、ビジネスやその家族の方です。
そこで僕は、飛行機に乗る条件を満たせば入国できると思いました。
なのでここでは、僕が実際に利用したJALのHPよりベトナム渡航に必要な書類を紹介します。
以下書類等はご搭乗日にご持参いただきますようお願いいたします。
https://www.vn.emb-japan.go.jp/files/100091688.pdf
①陰性証明書
②入国管理局からの VISA 発給承認(若しくは入国承認)
※上記のみでは入国できません、有効な VISA 若しくはレジデンスカードも合わせて必要です。
③有効な VISA 若しくはレジデンスカード
※VISA on ARRIVAL(到着空港で VISA 取得)のお客様は、VISA on ARRIVAL 申請書に予め必要事項を
記載の上、申請費用(現金のみ USD or VND)と共にご持参いただきたくお願いいたします。
④パスポート
⑤市省人民委員会の承認
⑥保健局の隔離指示書 ※企業様の所在地および隔離ホテルが共にホーチミン市の場合、
指定隔離ホテルの予約確認書にて代替可能です。
⑦「ベトナム入国後 PCR 検査で陽性となる場合には医療費は会社負担となる」旨確認するレター
または新型コロナウイルス感染症治療費が対象となる保険証書(英語)
①陰性証明書
虎ノ門にあるチームメディカルでしました。約1.5万円です。おすすめです。
指定された方法のPCR検査が必要なので、間違えず検査してください。今ではネットで探せばほかにもたくさん出てくるはずです。
②入国管理局からの VISA 発給承認
⑤市省人民委員会の承認 と 航空券、隔離ホテルの仮予約を準備して大学が申請します。
入国管理局の承認後、在日ベトナム大使館へビザ(→③有効な VISA 若しくはレジデンスカード)をもらいにいきました。
⑤市省人民委員会の承認
大学が申請しました。
⑥保健局の隔離指示書
大学がホーチミン市内にあるので不要でした。
⑦「ベトナム入国後 PCR 検査で陽性となる場合には医療費は会社負担となる」旨確認するレターまたは新型コロナウイルス感染症治療費が対象となる保険証書(英語)
クレジット会社に電話して無料の海外旅行保険証書を作ってもらいました。僕のエポスカードゴールドだと、コロナも対象になるという文言を追加するようお願いしたら、簡単にできました。
正規留学の場合、個人なのでちゃんとした保険に入ることをおすすめします。(僕は節約のため、無料のクレジットカード付帯の保険を使いましたが)クレジットカードの場合、保険期間は3か月だけです。3か月後、ベトナム現地の保険に加入しました。しかし、その保険会社では外国人のコロナ治療費をカバーする保険はないと言われました。なので、少し高くてもいい保険に入ることをお勧めします。
ベトナム留学までの流れ
①自分の所属しているベトナムの大学に、入国する旨を伝える。
→大学が⑤市省人民委員会の承認を申請する(約1か月)
承認されるまでは待つだけです。承認後、大学から連絡がありPDFなどの形で送られてきます。
② ①の書類ができると、航空券、隔離ホテル、ホテルまでの移動車の仮予約をする。(メールで)
→Jalの方にメールをして、仮予約の旨を伝えるとすぐに仮予約書をくれます。
このときに、いつの便に乗るのかを選ぶ必要があります
隔離ホテルは日本人に評判のいいIBIS SAIGON HOTELにしました。おすすめです。 ホテルまでの移動車 もあわせてホテルが手配してくれました。
③これら仮予約情報を大学に送り、大学がビザ申請。
→約2週間後、学生ビザが承認され在日ベトナム大使館へビザをもらいに行く。
大使館には3,40名ぐらいの人が待っていました。1時間30分ほど待ち、ようやく自分の番に。パスポート、ビザ承認の書類、17500円(6か月留学マルチビザ代)でビザゲットできました。
これで準備はほぼ完璧です!!
④PCR検査を受けて、いざ出発。
陽性だと、元も子もないのでコロナには十分気をつけてPCR検査を受けましょう。
無症状感染という可能性もあるので、僕は少しドキドキしました。
陰性なら、準備万端です。
ベトナム渡航当日
以上の書類を持って、2021年1月27日、成田空港へ向かいました。この便の搭乗者は全員、JALラウンジが使えました。それにコロナの影響で、JALファーストラウンジのみしか営業していないということで、そこに入ることができました。シーンとして高級感あふれており、ビールを一本だけ飲んで出ました。たぶん、最初で最後の経験です笑
定刻に出発しました。やはりビジネスマンの方やその家族の方ばかりでした。
タンソンニャット空港に到着すると、隔離ホテルに行くまで5人ぐらいの日本人の方がサポートしていました。そのため、とてもスムーズに行けました。
なので、到着後は言われた書類を見せバスに向かうだけです。一人で大型バスを貸しきって、空港の目の前にある IBIS SAIGON HOTEL に到着しました。
ベトナム渡航にかかった費用
費用
JAL航空券 約12万円
隔離ホテル、バス代 約15万円
ビザ 17500円
PCR 約1.5万円
合計 約30万円
いかがでしょうか。30万円は安いほうだと思います。なぜなら、僕は一切代理店を使っていないからです。もっと節約したい方は、ホテルをもっとやすいところを選べばいいと思います。中には窓なしの部屋もあるそうなので、注意して選んでください。このサイトに41の外国人向け隔離ホテルが載っています。個人で予約したい方は参考にしてみてください。
さいごに
2021年7月現在ホーチミン市は厳しいロックダウンとなり、ほとんど外出していません。毎日2千人以上の感染者が出ています。もうすこし、ホーチミンのコロナが落ち着いてから入国するほうがいいと思います。きっと、2021年の後期はオンラインになると思います。ベトナムに来たのに、オンライン授業になるのは悲しいですがコロナなのでしょうがないですね。
早く、コロナが終息することを願います。
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