こんにちは、今回はベトナムに正規留学する方法を5つのステップに分けて、書きました。ベトナム語の努力次第では、今年の入学もできる可能性があります。
現在日本にいて、ベトナム語歴0の人がホーチミン人文社会科学大学ベトナム学科に正規留学するという前提で進めていきます。
そもそも、人文大学でベトナム語を学ぶ方法は2つあります。短期クラス(1カ月~)と4年制の正規クラスです。短期クラスでは、毎月新しいクラスが開講されています。今回お話しするのは、4年制の正規クラスの方です。詳細↓
ステップ1 条件をチェック
それでは、人文大学に正規留学する方法を見ていきましょう。まずは、入学条件を確認しましょう。
結論からいうと大事なのは、高卒であることとベトナム語レベルA2以上であることの2点のみです。
また、通年6月が締め切りです。
詳しく見ていきましょう。
2020年の募集要項(英語版)と2021年の募集要項(ベトナム語版)がHPにあったので、こちらを参考にします。変わりはないので、英語で書いてあった2020年のほうを見ていきます。
①申請書
②履歴書
③高校卒業証明書(英語かベトナム語)
④高校成績証明書(3年分、英語かベトナム語)
⑤パスポートコピー
⑥人文大学主催のベトナム語能力試験におけるA2以上のレベル
⑦同意書
⑧健康診断書
⑨残高証明書
⑩写真
1,2,7番はHPにその紙があるので、ダウンロードして書くだけです。
3,4番は高校に関するものです。
5番はパスポート、8番は健康診断、9番は残高証明書(僕の場合、50万円ぐらいで大丈夫でした)
以上は、ただ集めればいいだけです。僕の高校では英語で成績証明書と卒業証明書を発行してくれたので、簡単に書類を集められました。留学用の健康診断もググればたくさんあります。
問題は6番のベトナム語能力A2以上ですね。2か月に一回ぐらいのペースで大学主催のベトナム語能力試験を行っています。僕は勉強を始めて半年で受験し、A2に合格しました。本気で毎日勉強すれば、3か月でのA2合格も可能だと思います。しかし、ホーチミン市内の大学で受験する必要があります。詳細は、ステップ4にて書きます。
ステップ2 ベトナム語学習スタート
それでは、目標をA2レベルと定めましょう。
そもそもA2とは何でしょうか!?
ホーチミン人文大学やその他のベトナム国内で開催されているベトナム語テストはCEFRをもとに作られています。
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)は、別の言語を同じ基準で比べられるものです。日本ではあまりなじみがありませんが、欧米では一般的なようです。6段階に分かれ、A1からC2の順にレベルが上がります。
上のように、レベルごとにできることがくわしく書かれています。レベルの差が大体わかるはずです。
つまり、A2とは6段階評価の内の下から2番目の位置づけです。
くわしくみていきましょう。
人文大学のベトナム語テストでは、レベルに関係なく、同じテスト(10点満点)をうけて、その結果でレベル分けされます。
テストは4技能すべてあります。
それぞれのレベルは、人文大学の短期ベトナム語クラスと対応しています。1コマ=50分
- A1 レベルE1,2終了レベル(160コマ)
- A2 レベルE3,4終了レベル(320コマ)
- B1 レベルA1,2終了レベル(480コマ)
- B2 レベルA3,4 終了レベル(640コマ)
- C1 レベルA1 終了レベル(720コマ)
- C2 レベルA2 終了レベル(800コマ)
人文大学入学に必要なA2はレベルE4の授業を修了すれば取れるレベルです。最短で3か月で取れると思います。スピーキングやリスニングもあるので、独学ではなく学校に行くことをおすすめします。
人文大学では、オンラインでの短期ベトナム語クラスを開催しています。
ステップ3 ベトナム渡航
ベトナム語試験を受けるために、ベトナムに行く必要があります。観光ビザか留学ビザで来るのが一般的ですが、観光ビザはまだ詳細不明なので、現状留学ビザ一択です。人文大学の短期ベトナム語クラスに3か月(または2か月)以上申し込めば、現在でも学生ビザがもらえベトナムに行くことができます。
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