iVPT(国際ベトナム語能力試験)最新情報まとめ。2022年度の結果・2023年度の試験日程…

ベトナム語試験
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こんにちは!現在、大学は夏休み期間に入っています。6月中旬から8月いっぱいまでの3カ月弱という長い夏休みです。

今回は日本で行われる数少ないベトナム語テストであるiVPT(国際ベトナム語能力試験)の最新速報をお知らせします。2022年2月に行われた第3回試験実施概況が公式HPにあったので、そちらをまとめました。また、2023年度の試験日程も発表されました。

iVPT(国際ベトナム語能力試験)について

まずは、iVPT(国際ベトナム語能力試験)について簡単にご紹介します。

HPより

「国際ベトナム語能力試験」(International Vietnamese Proficiency Test; Kỳ Thi Năng Lực Tiếng Việt Quốc Tế) は、台湾国立成功大学ベトナム研究センター及び社団法人台越文化協会の共同研究開発に端を発するベトナム語能力認定制度である。台湾教育部及び、大阪大学、ベトナムハノイ国家大学、ホーチミン市国家大学、社会科学アカデミー、ハノイ大学、アメリカハーバード大学、オーストラリア国立大学等、国内外の多数の大学やベトナム語教育機関に認可されている。

VTS (Vietnamese Testing Service) は、台湾国立成功大学ベトナム研究センター及び社団法人台越文化協会が共同で設立し、「国際ベトナム語能力試験」を主催する機関である。「国際ベトナム語能力試験」実施を希望する各国の団体は、いずれも「国際ベトナム語能力試験」の運営に参加申請することができる。現在、日本の大阪大学及び神田外語グループが運営に参加している。

「国際ベトナム語能力試験」は、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)と2015年9月1日付けベトナム教育訓練省通知(17/2015/TT-BGDĐ)によるレベル分けの基準に従い、3レベル6級に分かれる。具体的には以下の通りである。A1 基礎級レベル、A2 初級レベル、B1 中級レベル、B2 中上級レベル、C1 上級レベル、C2 専門レベル。

受験登録の際、受験希望者は初級レベル(A)、中級レベル(B)、上級レベル(C)の中からレベルを1つ選び、試験の結果によって、A1あるいはA2、B1あるいはB2、C1あるいはC2の等級に分けられる。初級試験は聴解と読解の2部、中級及び上級は読解・聴解・筆記・口述の4部からなる。

https://vts-japan.jp/about/

どうやら台湾発のベトナム語試験のようです。2020年にスタートしたばかりの新しい試験です。

CEFRに沿って、A1からC2までの6段階にレベル分けがされています。ホーチミン人文大学と同じです。 しかし、異なる点が一つあります。それは、A,B,Cの3種類のテストがこのiVPTでは設けられています。A1とA2はAのテスト、B1とB2はBのテスト、C1とC2はCのテストを受けます。
A1希望者もA2希望者も同じAレベルの試験を受け、その結果に応じて、A1またはA2もしくは、どちらも不合格となります。

試験の詳細は以前のブログでまとめているので、そちらを参照してみてください。

2022年度の試験結果

それでは、2022年2月11日に行われた第3回試験の結果について見ていきましょう。

先ほども言ったように、申し込みは3レベルで行うので、各レベルの1と2は同じ受験者です。例えば、A1に合格したい受験者もAレベルに申し込むので、A2の受験者にもカウントされています。なので、各レベルの2の方(A2,B2,C2)に関しては、正確な合格率ではないかもしれないので、参考程度に見てください。

受験者数は、Aレベル:81人、Bレベル41人、Cレベル:14人の合計136人でした。新しい試験かつ東京と大阪だけの開催ということもあり、まだまだ受験者は少ないですが、ベトナム語学習者の増加とともに、受験者もこれから増加することが予想されます。

個人的に気になったのがCレベルです。意外にもC1合格者数が多く、ベトナム語を深く勉強されている方がたくさんいるんだなと思いました。また、Bの合格率が低いのは、Aレベル受験者の中で、チャレンジでBレベルを受験したからかなと思います。AレベルとBレベルは併願できたので。
C2に合格した方が2名いらっしゃるということで、勝手にライバル心を持って、今後のベトナム語学習を頑張っていきたいです!

詳しい採点講評はこちら

2023年度の試験予定

そして、2023年度の第4回試験予定日を見ていきましょう。

試験日: 2023年2月11日(土)

第3回と同じであれば、出願は2022年12月ごろになるはずです。また、詳細が分かりましたら、お知らせします!

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