JICA海外協力隊にベトナムの日本語教師として応募してみた

JICA海外協力隊
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こんにちは!今回からJICA海外協力隊に関する記事を書いていきます。
ご存じない方も多くいらっしゃるかもしれませんが、最近は電車やネットでの広告を多く見るようになって認知度も上がってきていると思います。

ベトナムの大学に在学中ですが、卒業後の進路を考えた時にこのJICA海外協力隊に応募することに決意し、2023年度春募集に応募しました。今回の記事では、応募に至るまでの流れを詳しくまとめてみました。

JICA海外協力隊とは?

そもそも、JICAとは何でしょうか?

JICAは国の機関!?

JICAとは外務省所管の独立行政法人で、別名:独立行政法人国際協力機構(JICA)と呼ばれています。
具体的には、

政府開発援助(ODA)とは何か
開発途上国の社会・経済の開発を支援するため、政府をはじめ、国際機関、NGO、民間企業などさまざまな組織や団体が経済協力を行っている。こうした協力のうち、政府が開発途上国に行う資金・技術の協力を「政府開発援助=Official Development Assistance: ODA」と呼んでいる。ODAは、その形態から、二国間援助と多国間援助(国際機関への出資・拠出)に分けられ、二国間援助は「技術協力」「無償資金協力」「有償資金協力(円借款、海外投融資)」の三つの手法に加え、民間企業との連携事業やボランティアの派遣などの多様な方法によって実施されている。JICAは日本のODAのうち、二国間援助の実施を一元的に担う包括的な開発協力機関である。

JICAの機能(公式HPより)

日本政府は開発途上国への資金・技術協力を積極的に行っており、JICAは日本のODAのうち、二国間援助の実施を一元的に担う包括的な開発協力機関ということです。

例えば、ホーチミンだけでも空港や地下鉄の建設にJICAが関わっています。以下のサイトからJICAが行ている具体的な活動を見ることができます。

海外での取り組み - JICA

JICA海外協力隊はボランティア?

JICA海外協力隊は上で説明したJICAが実施する事業の一つです。なので、その予算は日本政府の予算から出ているので、税金が使われているということです。(なので、一部批判されている)

開発途上国からの要請(ニーズ)に基づき、それに見合った技術・知識・経験を持ち、「開発途上国の人々のために生かしたい」と望む方を募集し、選考、訓練を経て派遣します。
その主な目的は、以下の3つです。
(1)開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与
(2)異文化社会における相互理解の深化と共生
(3)ボランティア経験の社会還元

応募できるのは20~69歳の方で、日本国籍を持つ方です。募集期間は年2回(春・秋)、活動分野は農林水産、保健衛生、教育文化、スポーツ、計画・行政など多岐にわたります。自分の持っている知識、技術、経験などを生かせるのがJICA海外協力隊の特徴です。派遣期間は原則2年間ですが、1ヶ月から参加できる短期派遣制度もあります。

JICAボランティア事業の概要

給料についてはこちらのブログに詳しく書いてありましたので、どうぞ参考にしてみてください。

JICA海外協力隊に応募した理由

僕がJICA海外協力隊に応募した理由は2つあります。

①海外で働くことに興味がある

19歳の時からベトナムで生活をはじめ、今年で7年目(途中コロナなどもあり、実質5年目ぐらい)になります。ホーチミンにある4年制の大学に入学し、もうすぐで卒業です。卒業後の進路を考えていたときに、JICA海外協力隊の募集がもうすぐ始まるということを知りました。小学生の時の先生が隊員経験者で、よくアフリカに派遣されていたときの話を聞いていました。その時から、この制度を知っていましたが、まさか本当に応募することになるとは思っていませんでした。

②ベトナム北部についてもっと知りたい

ベトナムでの生活は長いですが、そのほとんどが南のホーチミンです。北部はハノイに昔2か月ぐらい住んだだけです。ベトナムは南北に長く、北にあるハノイと南のホーチミンでは文化や歴史、言語で違いがあります。南部のこの暖かい気候が好きですが、ベトナム好きとして今のうちに北部にも住んでおかないといけないなと勝手に使命感を感じてきました(笑)
とはいっても就職してハノイで働くのはなんか違うなと思っていたところ、2年間の期限付きで派遣されるJICA海外協力隊が自分にぴったりだと感じました。

応募した職種について

僕が選んだ職種は日本語教育です。ベトナム留学前に日本で日本語教育能力検定試験という日本語を教えるための資格を取得し、教えた経験もあります。

こちらのサイトは、実際に僕が応募した2023年春募集で公開されていた日本語教育の募集情報です。

全体で73件の募集の内、ベトナム案件はハイフォン、ホーチミン、ハノイの3件ありました。ハノイは収支が必要だったので、第一希望ハイフォン(北部)、第2希望ホーチミンにしました。
ホーチミンはずっと住んでるところだし、人文大学は僕の大学なのであまり希望してはいませんでしたが一応応募しました。なので、希望としてはハイフォン一択でした。

応募までの流れ

上の写真にあるのが、実際に応募した2023年春募集のスケジュールです。

簡単に言うと、

2024年5月~7月:書類・健康診断提出
9月:オンライン面接
10月:合格発表
2025年1月~3月:派遣前訓練(2024年3次隊)
4月以降:派遣(2年間)

僕は大学をまだ卒業していないので、派遣時期が一番遅い2024年3次隊に応募しました。

海外在住ですが、コロナ以降に面接や書類提出がオンラインに切り替わり、比較的簡単に応募できました。しかし、健康診断だけは書類提出かつ指定の検査内容がありました。ベトナムで出来ないこともなかったですが、長期休みを利用し一時帰国しました。
健康診断費用は約1万円でした。合否に関わらず、JICAよりのちに5千円補助していただけました。

応募調書などくわしい提出書類の内容については、次回の記事で紹介します。

この記事を買いている2024年1月現在では合否が分かっているのですが、別の記事でまた書きます!
どうぞお楽しみに!!!!

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